宮城(皇居)前広場では昭和22年のこの日、新憲法施行の記念式典が挙行され、昭和天皇はモーニングの上に薄茶のコートをはおって一般参列者の前に登場、日本の門出を祝われた。あいさつに立った吉田茂首相は「生活の末端まで新憲法の精神をしみ通らせれば、わが国は自由と平和とを愛する幸福な国家として復興すると信じる」と述べた。
昭和天皇は前年に「人間宣言」をされた。大衆の間近で手を振り、しかも自分の手で傘をさされている光景はまさにそうした変化を象徴している。