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【正論】自衛隊のあり方と防衛省改革 拓殖大学大学院教授・森本敏 (3/3ページ)
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防衛省、自衛隊の組織・機構改革はこれらのあとに来る問題である。この問題の本質は、総理や防衛大臣の指揮監督下にある自衛隊という実力集団と国家行政組織として運営する防衛省の双方を最も有効に統括するためにいかなる組織・機構がありうるのかという問題である。その際、双方がその機能を最大限に発揮するためには内局と各幕が有機的に統合され、文官と自衛官が混合してポストにつき大臣を補佐するのが良い。
また、これからの部隊運用を展望すると統合作戦活動が増加するであろう。これに対応するためには統合任務部隊を増やして、これを軸に防衛省内局と統合幕僚監部を強化する方向が望ましい。
いずれにせよ、この組織・機構を動かすのは人である。豊かで柔軟性のある人材に恵まれなければ組織を改編しても意味はない。防衛省、自衛隊は創設以来半世紀、初めての大改編に直面しており、これを乗り切らなければ将来はなく、その意味で今は正念場である。(もりもと さとし)

