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思いやり予算 25日遅れで承認 参院は否決 憲政史上初

2008.4.25 22:22
このニュースのトピックス国会

 在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)を3年間延長する新特別協定案は25日の参院本会議で民主、共産、社民各党などの反対多数で否決され、憲法61条(条約の衆院優越)規定に基づき衆院本会議で原案通り承認された。政府は30日に新協定を閣議決定し、5月上旬に発効する。特別協定は条約の一種。条約が否決されたのは現行憲法下で初めて。

 思いやり予算は米軍基地の光熱水費や労務費、戦闘機の夜間離着陸訓練の移転費用などを日本が負担する制度。3月末で旧協定の期限が切れたため、予算執行の一部に支障が出ていた。

 新協定は平成20〜22年度の3カ年分の在日米軍の駐留経費負担を定めた。20年度分は旧協定の水準を維持し、1438億円を計上。21、22年度は光熱水料計8億円を削減する。

 ■思いやり予算 日本側が負担する在日米軍駐留経費。接受国支援(HNS)とも呼ばれる。昭和53年度から在日米軍に「思いやりをもって対処する」(当時の金丸信防衛庁長官)ため、基地従業員の福利費などの負担を開始。62年度以降は両国政府で特別協定を締結し、日本側が日本人従業員の給与、米軍基地の光熱水料、訓練移転費などの負担に応じるようになった。今年度予算では、特別協定分1416億円、隊舎や家族住宅整備などの地位協定分667億円の計2083億円が計上されている。

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