ニュース: 政治 RSS feed
【明解要解】昨年“設置”も実態なし「衆参憲法審査会」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:国会
■□■
民主党の事情は複雑だ。次期衆院選での政権交代を目指す民主党にとって、他の野党との協力は不可欠だ。審査会に取り組んで機嫌を損ねたくない。また、民主党は改憲派がいる一方で旧社会党出身者など護憲派もいる。審査会で憲法論議が進めば党の団結を損なうかもしれない。鳩山由紀夫幹事長ら改憲派も審査会には冷ややかで、「(規程制定に)積極的に動いているわけではない」(同氏)のが実情だ。
超党派の「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は昨年11月以来、「このようなことがまかり通れば、国民の法律順守精神にも大いなる悪影響を与えることは必定だ」として、「審査会規程」を早急に制定し、活動を始めるよう求める決議を採択、与野党議員に働きかけている。だが成果は挙がっておらず、自民党にしても、何がなんでも設置する気迫はないようだ。サクラの季節だが、「審査会の春は遠い」(自民党憲法審議会幹部)との声も出ている。
◇
【国民投票法の経緯と今後の主な日程】
平成18年6月 衆院憲法調査特別委で国民投票法案が審議入り
19年5月 国民投票法が成立、公布
19年7月 参院選で、与党が参院過半数割れ
19年8月 衆参両院に憲法審査会が”設置”
22年5月 国民投票法が施工

