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日銀総裁人事で恨み節 首相変身の裏側 (1/2ページ)

2008.4.1 00:51
このニュースのトピックス国会
記者会見する福田康夫・首相 =31日午後6時18分、首相官邸記者会見する福田康夫・首相 =31日午後6時18分、首相官邸

 31日夕に記者会見した福田康夫首相は、「平成21年度から道路特定財源を全額一般財源化する」と改めて表明した。就任以来こだわり続けた民主党の小沢一郎代表との「話し合い路線」も同党が倒閣に傾く中では成果が期待できず、守りの「低姿勢」から攻めに転じることで先手を打ったものだ。ただ、道路財源の見直しを求め造反まで画策した自民党若手議員らの封じ込めや求心力回復の必要にも迫られ、「退路を断った」(自民党幹部)ともいえる。首相にとってガソリン国会第2ラウンドは波乱の展開になりそうだ。

 首相が「低姿勢」路線を転換させたきっかけは、日銀総裁人事だった。

 春分の日の3月20日、首相は首相官邸に相談相手として頼る与謝野馨前官房長官や中川秀直元幹事長と会い、個別に意見交換した。

 この際、首相は日銀総裁人事で以前、小沢氏と電話で話し「武藤総裁」でOKであることを再三確認したことを打ち明けた上で、直前になってひっくり返されたことへの「恨み節」に多くを費やした。

 「小沢さんは、武藤敏郎元財務事務次官で党内をまとめると言ったのに…」

 実は前日の19日、谷垣禎一政調会長らと会食した席で首相は「民主党のある重鎮が武藤さんで4役をまとめると言ったからそうしたんだ」とぼやいており、「重鎮とは小沢氏だったのではないか」(自民党議員)との見方も出ている。

 これをきっかけに首相は「攻めの顔に変わった」(中川氏周辺)という。

 24日夜には自民党幹部を公邸の奥座敷に招いた。

 道路財源の行方が話題になり、道路族を代表する古賀誠選対委員長が「必要な道路はつくらなければならない」と強調すると、大島理森国対委員長は「民主党がどうしてもテーブルに着かざるをえないような思い切った提案が必要だ」とやんわり反論した。

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記者会見する福田康夫・首相 =31日午後6時18分、首相官邸
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