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【官房長官会見(3)完】「率直に言っていかがなものか チベット騒乱」(19日午後)
【人事官】
−−人事官人事について、きょう国会に谷公士人事院総裁を再任する案を提示したが、民主党は前回谷さんを起用する案について反対票を投じている。今回、同意を得られると判断した理由は
「谷さんという方は、お会いになればすぐに分かりますけれども、本当に人格高潔、非常に深い洞察力と識見を持った方であります。したがって、この4年間、人事官としてまことに立派な仕事をしてこられた。これはもう自他共にというか、自らは認めておられないかもしれませんけれども、人事院の関係者、その他、公務員制度に関するいろんなことを知っている方どなたも、これは素晴らしい人事官であったと、人事院総裁であったと言っておられるわけでありまして。役所OBだからということなんでしょう。彼は確かに郵政省の事務次官までなさった方であります。どういう理由で4年前、反対したのか、なんか女性が3人のうち1人いるべきだということを言われたことは私、記憶しておりますが、まあ残念ながら、谷さんは急に女性にするわけにはいきませんしねえ。やはり、それにふさわしい、3人のうちの1人ですからね。しかも後の2人は民間の方です。1人はマスコミの方、1人は経済界の方。公務員の給与でありますとか、そういう公務員制度にかかわることを決める3人のうちの1人も官界OBがいてはいけないということはならないということよりはむしろ、3人のうちの1人は役所OBの人が積極的にいるべきだと思うんです。そうでなければ空理空論になってしまいます。そういう意味で、この4年間の、私は立派な経験のある谷さんを、自信を持ってお出しをしているところでありまして、ぜひ、4年前に反対したから、何年前に反対したから今回も自動的に反対だという極めて単純な発想…。ま、ちょっと、単純なというのは取り消しますが、そこまでちょっと、野党の方にあれこれ言うのは止めますけれども、それだけの理由でね、4年前に反対したから、5年前に反対したから今回も反対なんだ。じゃあ、その4年間の谷さんの活動をちゃんと評価されたんでしょうか。そこのところはよく考えていただきたいなと思いますし、また、これまで人事官の多くがやっぱり2期以上なさっておられる。やっぱり人事官としての経験というものも大切なんですね。そうしたことも考え合わせて、今回、2期目の谷さんを、私どもは同意を求めているわけでありまして、自信を持ってこれまた私どもは推薦をしているわけであります」
【チベット】
−−チベット問題に関して、フランスの外相が北京五輪の開会式ボイコットについて、EUの外相理事会で協議する考えを示している。チベット問題が北京五輪に与える影響について日本政府としてどのように考えるか
「まあ、クシュネルさんという方は、私も去年の9月、外務大臣のとき、国連の場でお目にかかりましたけれども、なかなか個性的な方でいらっしゃいます。しかも今回はフランス政府のお考えなのか、クシュネルさん個人の考え方なのか、よく分からないところもあります。いずれにしてもですね、私どもは北京オリンピックの成功というものを期待をしているわけであります。だからこそ、私は中国のためにも、これは高村外務大臣も言っておられるようですけれども、やっぱり透明性を高めていくということが中国のためになると思うんですよね。だから、外交官も現地に入れないとか、あるいはメディアの人を入れないというような対応というのはやっぱり、私は、率直に言っていかがなものかと思います。やっぱり透明性を高める努力というものを、中国政府は今後いろんな分野でしていただきたいなと、そのことがまた、北京オリンピックの成功につながるんだろうと、かように思います」
【サブプライム問題】
−−サブプラムのことで、金融だけで片づくのか、財政の問題もやらないと片づかないのではないかと言ったが、これはアメリカ政府に対して公的資金の注入が必要だというメッセージを発したと受けとめていいか
「いや、まあ、そういうふうに言われてますよねということで、別に私がアメリカ政府にこうしろと言ったわけではありません。そうしないと今の問題、片づかないんじゃないかというのが非常に多くの識者が言っておられることだと私は理解しているものですから、そう申し上げました」