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「武藤氏でなければ民主もいいのだろう」 空気読み違えた福田首相 (1/3ページ)

2008.3.18 22:06
このニュースのトピックス国会
参院予算委員会を終えた福田康夫・首相 =18日午後5時4分、国会(酒巻俊介撮影)参院予算委員会を終えた福田康夫・首相 =18日午後5時4分、国会(酒巻俊介撮影)

 日銀総裁人事で、福田康夫首相が18日国会に示した「セカンドベスト」は再び旧大蔵(財務)事務次官経験者の田波耕治氏だった。参院第一党の民主党には「武藤敏郎副総裁と同じタイプ」(鳩山由紀夫幹事長)としか映らなかった。日銀総裁ポストを死守したい財務省の強い意向が反映されたとみられ、官僚に甘いとされる首相の主体性のなさを浮き彫りにした。民主党の空気を読み切れない「孤独の首相」の判断が、迷走劇に拍車をかけた。

 与党内には、「空白」も省みない首相の判断をいぶかる空気が広がった。公明党幹部は「民主党が財務省に反対しているのに、どうして事務次官経験者なのか…」と天を仰いで二の句を継げなかった。

 首相はなぜ、「旧大蔵次官経験者」に固執したのかー。

 12日に「武藤総裁」案を参院に突っぱねられた首相は先週末の15、16の両日、首相公邸で善後策を練っていた。

 15日に公邸を訪れた自民党の大島理森国対委員長は、「武藤氏が残れば民主党は不同意とするだろう」と進言した。首相は「継続性が大切だ」としか語らなかったが、この時点で武藤氏の差し替えを模索し始めていた。

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参院予算委員会を終えた福田康夫・首相 =18日午後5時4分、国会(酒巻俊介撮影)
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