ニュース: 政治 RSS feed
【雪解け遠く】(下)芽生え始めた自信と熱意 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
財政再建計画をスタートさせてまもなく1年になる北海道夕張市は、全国の市の中で、高齢化率(人口に占める65歳以上の人の割合)が42%と最も高い。逆に15歳未満の年少人口の割合は7%と最も低い。財政破綻(はたん)以降、人口は減り続け、子供の数もさらに減少している。
平成19年5月1日現在、市内の小学生は376人、中学生は213人。25年度には小学生が約120人、中学生が約60人減少すると推計されている。「子育て世帯の雇用の場がない。推計よりさらに減少するかもしれない」。夕張市教育委員会の石原秀二教育課長は危機感を募らせる。
再建計画には、小中学校の統廃合も盛り込まれている。4校ある中学校は23年4月に1校に、7校ある小学校は22年4月に1校にそれぞれ統合される予定だ。
「子供の通学の負担が増える」。保護者らからはそんな不満も聞かれるが、市側は、複数の学年が一緒に学習する複式学級を避けられることや、部活動の選択肢も増やせることなど統合のメリットをあげて理解を求めている。「子供の社会性を育てるためにも(クラスの)人数はある程度多い方がいい」と石原課長。「逆境」を生かした教育プランの推進は続く。
教育にも財政破綻は暗い影を落としているが、子供らの“たくましさ”も感じ取れる。昨年9月の市立緑陽中の文化祭。生徒たちが制作した壁新聞の中にはこんな文章があった。
「夕張の再建のために、自分たちががんばっていこう」












