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【官房長官会見】「武藤総裁案の不同意、理解できない」(12日午前) (1/4ページ)
町村信孝官房長官は12日午前の記者会見で、日銀総裁人事をめぐり武藤敏郎副総裁の総裁昇格案が参院本会議で不同意となったことについて「まったく理解ができない」と述べた。会見の詳細は以下の通り。
−−日銀総裁人事について、先ほど開かれた参院本会議で武藤総裁候補が不同意となったが、受け止めは
「そうですねえ。まあ、昨日の夕方までかかって参院は聴聞会をなさったわけですね。それからバタバタと、もうあらかじめ答えを出していたかのごときスピードで早々と不同意を決められたと。その結果、きょうの対応を決められたというように見受けられます。まあ、あのー、けさの各紙の社説等を拝見しましても、ほとんどの論調がですね、民主党のそうした対応に極めて批判的であるということからも分かるように、私どもとしてはとても理解できない対応であると、こう思っております。まあ、議院運営委員会で武藤候補、伊藤候補についてそれぞれのなぜ、だめなのかというような理由の開陳があったようでございます。その1つ、1つについて反論しませんけれども、副総裁としての5年間、金融緩和、低金利政策により国民の負の影響を与えたと。これを衆参それぞれでそういう発言があったようでございますが、思い返していただきたいのは、その当時の経済情勢が金利をどんどん上げて、金融引き締めをやって、高金利政策をとって、日本経済がさらにデフレスパイラルに陥るという、そういうことが可能だったかというとえすね、当時の経済政策はもっと金融緩和しろと。まあ、マイナス金利というのはないわけですけれども、なかにはマイナス金利という議論さえあったと私は記憶しております。そういう状態だったのが、今振り返って、預金者に利息が支払われなかったの、何だのという議論があるようでありますが、それは5年前の経済状況を思いだしていただければですね、当時の日銀の政策にもっと緩和しろという声はあったにしても、金利をどんどん引き上げろという声があったとはまことに思えないわけでありまして、この1つをとってみてもまことに不適切なる批判だなと、そう思わざるを得ません。あとは財務省出身だからというにすぎないのかなと。しかし、その人の出自、バックグラウンドだけで今、これだけ立派な人柄といい、また質疑応答、私もつぶさに昨夜読みましたけれども、まことに堂々たる、また、論理的な答弁をしておられたと思っておりますので、この方を不同意されるということは、私にはまったく理解ができません」

