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【雪解け遠く】(中)限られた医療資源…意識改革 (1/3ページ)
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財政再建団体に移行して1年を迎えた北海道夕張市。かつて「炭鉱の街」として栄えた面影はなく、人口流出と高齢化にあえいでいる。
人口は最盛期の10分の1まで減少。持ち家率が30%台の同市で、住民の多くが暮らす市営住宅には空き家が目立つ。市建設課によると、昨年12月末現在、市営住宅は647棟、4071戸。このうち1409戸が空き家だという。1棟に1戸しか入居していない住宅も90棟ほどある。
千葉葉津乃同課主幹は「市の維持管理費が増えている上、予算がないので老朽化した建物の修繕や取り壊しもままならない」とぼやく。18年度の市営住宅の一般修繕費には約1億円かかった。
財政が厳しい夕張市は市営住宅の住民を「集約化」し、コスト削減と、独り暮らしの高齢者同士が安全確認を図れるようなシステムを構築しようとしているが、必ずしもうまくいっていない。
「この年になって、新しい地域に移りたいとは思わないね」。夕張市清水沢清陵町の元炭鉱従業員、鈴木一男さん(75)はこう話す。
だが、夕張市では独居老人の孤独死が相次いでおり、事態は深刻化している。人口約1万2000人の夕張市で、60歳以上は約半数を占める。清水沢清陵町の森谷猛町内会長(73)は「独居老人の孤独死は夕張ではまれではない。昨年1年間で10人ほどが孤独死したという話も聞いた」と危機感を募らせる。














