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不祥事頻発で指揮官会議 海自、再発防止策を討議
このニュースのトピックス:イージス艦衝突事故
イージス艦「あたご」の衝突事故など相次ぐ不祥事を受け、海上自衛隊は指揮官クラス以上の幹部を集めた指揮官会議を開き、午後には石破茂防衛相が訓示を行った =8日午後1時すぎ、東京・市谷の防衛省・海幕大会議室(小松洋撮影)イージス艦「あたご」の衝突事故など相次ぐ不祥事を受け、海上自衛隊は8日、防衛省で緊急の指揮官会議を開いた。石破茂防衛相や増田好平事務次官のほか、海上幕僚監部や各地の部隊から幹部約40人が出席し、再発防止策について意見交換した。海自トップの吉川栄治海上幕僚長は終了後、「いろんな問題点が摘出された。事案の対処療法だけでなく、体質の改善を図る必要がある」と述べた。
海自では、今回の衝突事故に至るまでに、イージス艦情報の流出事件や護衛艦「しらね」の火災、インド洋派遣部隊艦艇の給油量をめぐる隠蔽や航泊日誌誤破棄などの不祥事が続発している。
会議では「いろいろな事案の根底に潜むものが何かあるのではないか」(吉川海幕長)との観点から、(1)指揮統率(2)人事教育(3)情報化時代への対応(4)兵力規模と任務・業務のバランス(5)国民の目による評価に耐えうるか−などの問題点について意見を交換した。
石破防衛相は訓示で「(相次ぐ不祥事には)なぜという思いを禁じ得ない。人は増えない、任務は増える、責任は重くなる。なにが起きているのか、どうすればいいのか。ものを言わないことが正しいとは思わない」と指摘。その上で「こうすべき、こうしてほしいと政治にものを言うことは制服自衛官の権利であり、文民統制上の義務でもある。平時も有事も心を一つにしていける組織になってほしい」と、再発防止を強く求めた。
吉川海幕長は記者団に「検討して、できることから施策化していきたい」と話した。




