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なぜ首相は「武藤総裁」なのか (1/2ページ)
このニュースのトピックス:福田内閣
次期日銀総裁人事について福田康夫首相は当初の方針を貫き、野党の要求に屈しない「首相の意地」をみせた。だが野党が多数を占める参院が否決すれば、この「意地」も水泡に帰す。民主党の小沢一郎代表との党首会談による打開も見通しは暗く、総裁が空白となれば政権運営はさらに厳しくなる。「武藤案」で世論はどちらに向くのか。その行方を見守ろうとしている。
首相は7日夜、首相官邸で記者団に対し「いろんな情勢を考え、最終的に決めたのはここ数日。非常にいい人選をした」と述べた。武藤氏が旧大蔵省で主計局長を務め財政に精通している上、5年間の副総裁経験で日銀の金融政策を学んだことが選択の最大の理由だ。「財務省、日銀、民間」のバランスに気配りして副総裁も配置した。
その副総裁候補、伊藤氏は、物価上昇の目標値を設定した上で金融政策を行うべきだとする「インフレターゲット」が持論。竹中平蔵元総務相らと同じ系譜で、武藤、白川両氏とは一線を画す。「自民党の中川秀直元幹事長らに配慮したのではないか」(閣僚経験者)とされている。
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