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海洋での日米の協力を強調 麻生太郎前幹事長
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【ワシントン=有元隆志】麻生太郎自民党前幹事長(元外相)は5日、ワシントン市内で開かれた日米同盟に関するシンポジウムで講演し、中国が海軍力を増強しているなか、「日米が安定勢力として、協力していかなければならない」と述べ、海洋での日米協力を一層促進することが必要との考えを示した。
麻生氏は「日本の尖閣諸島周辺でガス油田が見つかると、中国は突然関心を持ち始めた。冷戦後の現状維持は終わり、(海洋支配権をめぐる)グレートゲームが始まったように見える」と述べ、中国の軍事力の不透明性と、海軍力の大幅増強を指摘した。
麻生氏は海洋の不安定さが増すなか、日米のほか、豪州やインドなどとも協力していく必要があるとの認識を表明。集団的自衛権行使を容認する憲法の解釈変更に関しては、「勢いは続いている」と語った。
また、日本財団の笹川陽平会長は「海でおきている問題に対処するためにも、日米両国が軍事や政府間だけに限らず、幅広い取り組みをすることが重要だ」と強調した。
米国防総省は3日に発表した2008年度の「中国の軍事力」報告書のなかで、中国が海軍力を強化し、尖閣諸島の領有や東シナ海の権益をめぐる紛争への対処能力を高めていると記した。