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イージス艦事故 航海長聴取、問題か 防衛省対応は自然 (1/3ページ)

2008.2.28 09:52
このニュースのトピックスイージス艦衝突事故
衝突事故で行方不明の漁師父子の自宅を訪れ、謝罪したイージス艦「あたご」の艦長衝突事故で行方不明の漁師父子の自宅を訪れ、謝罪したイージス艦「あたご」の艦長

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、防衛省が、海上保安庁の捜査前にあたごの当直士官だった航海長をヘリコプターで省内に呼び、事故に関する聴取を行っていたことを一部のメディアや政治家が問題視している。だが、組織、とりわけ軍事組織が、早い段階で状況把握することは鉄則である。今後、事故後の対応をめぐり、一方では「情報公開の遅れ」を批判されている防衛省・自衛隊が、いかなる初動態勢を整備すべきなのか、二律背反の“宿題”を突きつけられた格好だ。(野口裕之)

 防衛省が航海長をヘリで東京都新宿区の省内に呼んだのは、事故から約6時間後の19日午前10時すぎ。約2時間にわたり聴取し、再びヘリであたごに戻した。

 艦橋において、事故前の態勢を掌握していた前任の当直責任者である当直士官に出頭を命じたのは、組織である以上、自然である。しかも、この当直士官はたまたま、航海長であった。「航行、信号、見張り、操舵(そうだ)、気象およびこれらに係る物件の整備に関する業務を所掌」(自衛艦乗員服務規則)する航海長の責任・専門性を考えれば、その人選は、二重の意味で適正であった。艦長は艦(ふね)から絶対に離れてはならないし、ナンバー2の副長は、事故前の艦内事情に当直士官=航海長ほど精通していないためだ。

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衝突事故で行方不明の漁師父子の自宅を訪れ、謝罪したイージス艦「あたご」の艦長
】「清徳丸」のの船首部分(手前)と船尾部分(奥)の鑑定作業をする大学教授や第三管区海上保安本部の隊員ら=2008年2月21日午後3時、神奈川県横須賀市の海上自衛隊船越基地(大井田裕撮影)
漁船と衝突し、船首右側に傷が残るイージス艦「あたご」(上)と衝突で二つに割れた漁船「清徳丸」の船首部分(下)=19日午前8時55分、千葉県・野島崎沖
漁船と衝突し、船首右側に傷が残るイージス艦「あたご」=19日午前9時、千葉県・野島崎沖
漁船と衝突し、船首右側に傷が残るイージス艦「あたご」=19日午前9時30分、千葉県・野島崎沖
 海上自衛隊イージス艦「あたご」の進水式。6隻目を佐世保に配備へ =05年8月、長崎市の三菱重工業長崎造船所
イージス艦「あたご」が漁船と衝突事故。沈痛な表情で会見する、石破茂・防衛大臣=19日、防衛省
イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突。2つに折れた「清徳丸」の前の部分 =19日午前9時すぎ 千葉県・野島崎沖(本社ヘリから)
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