ニュース: 政治 RSS feed
新テロ法の再可決、「3分の2」条項行使に拒否反応も 本社・FNN世論調査
産経新聞社とFNNが13、14両日に行った合同世論調査では、与党が新テロ対策特別措置法を衆院の3分の2以上の多数で再可決したことについて、半数近くが問題視する一方、肯定したのは4割に満たず、憲法の「3分の2」条項行使への抵抗感が浮き彫りになった。自民党の伊吹文明幹事長ら幹部は通常国会でも、揮発油税の暫定税率を維持する租税特別措置法改正案を衆院で再可決する方針を示しているが、衆院での「数の力」を背景とした国会運営は世論の反発を招く可能性がある。
新テロ法成立自体については「よかった」(45・1%)が「問題がある」(43・8%)を1・3ポイント上回り、海上自衛隊によるインド洋での補給活動再開については肯定する回答が多かった。ただ、同法の3分の2以上の衆院再可決については、48・4%が「問題がある」と答えたのに対し、「よかった」は39・4%にとどまった。
これは、現在の与党の衆院での議席が平成17年の「郵政解散」での大勝によるもので、それを背景にした再可決には国民の間に抵抗感があることを示したとみられる。
また、参院で野党が過半数を占める「ねじれ国会」の政権運営では、「早期に衆院選を行い、民意を問うべきだ」が43・7%で、前回調査(平成19年11月10、11両日実施)より、2・4ポイント増え、解散・総選挙を求める声の高まりを示した。
一方、「与野党が協議を通じて歩み寄るべきだ」は40・1%で、1・2ポイント下がった。「ねじれ国会」打開のため、自民、民主両党などが政権に参加する「大連立」に賛成したのは33・7%にすぎず、過半数の54・6%が反対した。
このほか、安倍晋三前内閣の閣僚をほとんど受け継いだ福田康夫内閣は早期に大幅改造を行うべきかどうかを聞いたところ、「そう思う」が44%(前回41・1%)、「そうは思わない」が51・1%(前回49・2%)で、早期改造を望む声は少なかった。