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高級官僚の「渡り」依然37人 独法から関連法人へ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:独立行政法人・公務員削減
101の独立行政法人(独法)のうち、関連法人の役員に再就職した国家公務員OBが平成17年度現在で14法人、37人に上ることが30日、産経新聞の調査で分かった。省庁幹部が関係の深い独法に天下った後、関連法人に再就職する「渡り」行為にあたる。渡り行為は競争のない随意契約と密接に絡むため「官業癒着の温床」になっているとの批判が強い。今回判明した37人は氷山の一角とみられ、政府の行政改革推進本部も実態の全容把握に努めている。
関連法人は、独法が一定の議決権を持つ企業のほか、独法出身者が役員の3分の1以上を占める公益法人で、民間企業の子会社にあたる。
調査の結果、独法計101のうち、236の関連法人に再就職したのは230人。うち37人が国家公務員OBだった。20前後の関連法人が37人の受け皿となっていた。
最も多いのは、文部科学省所管の独法からの再就職で7法人、計18人とほぼ半数を占めた。国立文化財機構の場合、関連法人の「東京国立博物館運営協力会」に役員として再就職したのは9人。このうち国家公務員OBである事務次官経験者らが4人を占めた。日本原子力研究開発機構など研究関連の独法から関連会社への再就職者も大半が国家公務員OBだった。
国土交通省所管の都市再生機構からは20の関連法人に計103人が再就職し、うち6人が国交省出身者だった。官製談合事件の舞台となった緑資源機構(農水省所管)は7人のうち4人が退職した国家公務員だった。
渡り行為がなかなか表面化しないのは、省庁退職後にいったん、民間企業に再就職するという迂(う)回(かい)ルートを使った独法への天下りが少なくないためだ。国家公務員OBによる独法から関連法人への天下りの実態把握が困難となっているのもこのためだ。