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アスベスト対策で国交省などに改善勧告 総務省
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総務省は11日午前、肺がんを引き起こす恐れのあるアスベスト(石綿)使用の実態把握を徹底するよう国土交通省など関係5省に改善勧告を行った。とりわけ国交省は政府方針を顧みず、民間施設の実態調査を怠るなど“悪質”で、政府のずさんなアスベスト対策が浮き彫りになった。
政府は平成17年7月、民間建築物や公共住宅、学校施設、病院などすべての建物を対象に「アスベストの使用実態について調査し、早期に公表する」ことを閣僚会合で決定し、関係省庁に指示した。
しかし国交省は、所管する民間建築物の調査対象を、延べ床面積がおおむね1000平方メートル以上で、昭和31年ごろから平成元年までに施工された約25万棟に限定していた。この調査で同省は約1万5000棟でアスベストの使用を確認し、除去処置などの指示を行ったが、1000平方メートル未満の建築物の調査は放置したままだった。
総務省が昨年末、この1000平方メートル未満の民間施設から42カ所を選んでサンプル調査を実施したところ、宮城、山形、愛知、岐阜、広島の5県の7施設でアスベストが確認された。中にはアスベストが壁からはがれ、床に落ちていた旅館もあった。社会資本整備審議会の調べによると、未調査物件は約175万棟にのぼるとみられている。