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岡本行夫氏特別寄稿「インド洋に補給艦戻せ(2)」 (1/3ページ)
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小沢構想
小沢氏は、洋上給油をやめてISAF(国際治安支援部隊)に参加すべしと発表した。安全な洋上給油に反対し、もっと危険な活動に参加せよとの主張には驚いたが、提案自体は立派なものだ。日本が本来、目指すべき道である。
なぜか。陸上自衛隊はイラクのサマワで学校や病院や道路を補修して住民に感謝され、全員が無事帰国した。素晴らしいことである。イラクに軍隊を送った約40カ国の中で、日本の部隊は最も円滑かつ安全にオペレーションを終了した。
各国はうらやましがっている。自衛隊がやったようなきれいな仕事は、どの国も担当したいからだ。しかし現実を考えれば、人道支援の前に、誰かがイラク市民の命を保全しなければならない。だから他の国の部隊は、鉄砲を持って街角に立った。
自衛隊も、オランダ軍、イギリス軍、そしてオーストラリア軍に、次々と駐留地域を守ってもらった。各国はイラクの自衛隊を歓迎してくれた。しかし、いつまでも日本が「私たちだけは誰にも愛される人道支援、あなたたちは危険な治安維持」と言い続けるわけにはいかない。
だから、小沢代表は、いいことを言ったのである。日本はISAFに参加し、治安維持の一翼を担うべきである。本隊業務が危険すぎるというのであれば、より安全度の高い業務につけばよい。
たとえば、輸送支援。航空自衛隊のC−130H機は、現在クウェートからイラクのバグダッドとエルビルに物資と人員を搬送している。加えてクウェートからカブールまで飛んだらどうか。
自衛隊機の航続距離は十分ある。しかもカブール空港周辺はバグダッド空港周辺より安全だ。自衛隊がISAFの物資と人員を輸送してやれば、立派なISAF参加だ。
さらに、必要物資を日本が無償で提供してやれば、大きな貢献になる。ほかにISAF本部の中での支援業務もあるだろう。要するに、参加する気になればいくらでも道はあるのだ。
しかし、自民党の一部は小沢氏の提案というだけでISAF参加に反対した。国家として進むべきひとつの選択肢を、自民党は封印してしまうのか。国益よりも政局を優先させるのは自民党とて同じということになる。誰が国のことを考えるのか。

