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小沢氏、対決姿勢鮮明化 福田首相と党首会談
シンガポールから帰国した福田康夫首相は22日、民主党の小沢一郎代表と首相官邸で会談した。首相は海上自衛隊によるインド洋での補給活動を継続するため新テロ対策特別措置法案に協力を求め、自衛隊海外派遣のための恒久法制定や社会保障に関する協議機関設置を提案した。しかし、小沢氏は法案に重ねて反対を表明し、協議機関設置も「国会で議論すべきだ」と拒否した。
首相と小沢氏は先の2度の党首会談で自民、民主両党の大連立に向け、協議機関を設置する方向でいったん合意したが、小沢氏が対決路線に立ち戻ったことで、新テロ法案は衆院で再議決するしか道はなくなった。
会談は約45分間行われた。首相はブッシュ米大統領や、中韓などアジア諸国首脳との会談内容を報告し、日米関係強化と積極的なアジア外交を進める考えを説明。その上で新テロ法案への協力を何度も求めた。
これに対して、小沢氏は「補給活動は憲法に反する。無原則に自衛隊を海外派遣しては国を誤る」と述べ、協力を拒否。その上で、防衛省をめぐる疑惑を指摘し、疑惑追及に徹する考えを示した。
首相は「法案に反対するならば会期末(12月15日)までに参院で否決してほしい」と述べ、衆院再議決による会期内成立にこだわったが、小沢氏は「時間を空費したのは自民党の勝手な都合だ」とはねつけた。
小沢氏は、先の党首会談で合意した恒久法などの協議機関設置も応じない姿勢を表明。首相は「恒久法の民主党案を示してほしい」と食い下がったが、小沢氏は「そう簡単にまとまるものではない」と拒否した。
首相は共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、国民新党の綿貫民輔代表とも会談し、新テロ法案への協力を要請したが、主張は平行線をたどった。一連の会談に先立ち、公明党の太田昭宏代表には野党との会談方針を説明した。