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シンガポールの首相会見・詳報 (1/4ページ)
福田康夫首相は21日、外遊先のシンガポールで内外記者会見を行った。発言詳報は以下の通り。
【冒頭発言】
「私は今回、シンガポールを訪問した。シンガポールで積極的なアジア外交を展開するという第一歩をしっかりと踏み出すことができた。この2日間で、いろいろな会議があった。多くのアジア諸国の首脳の方々と親しく懇談をすることができた。そして、お互いの信頼関係を築くことができたと思っている。先週は訪米した。そして訪米をした時にも、ブッシュ大統領をお話をしたのは、アジアの安定と平和、これはわが国のみならず米国にとっても大事なことだというようなことで意見は一致した。そういうことも踏まえて、今回アジアの首脳の方々とお会いしたわけだ」
「ASEAN各国の首脳との間では、日本・ASEAN包括的経済連携協定の交渉妥結ができたので、これを歓迎した。そして、協定の早期発効に向けて協力していくことで一致した。また、今回ASEAN諸国との間でASEAN憲章が採択された。これは大変私ども喜ばしく思っている。わが国としても、ASEANの一層の発展と繁栄のためにASEANの統合努力を力強く支援していきたいと思っており、そのことを表明した」
「また、東アジア首脳会議では、私から、東アジアにおいて持続可能な社会を実現するために、ともに取り組んでいくということを呼びかけた。また、気候変動対策をはじめとする環境分野で具体的な協力を推進していくということについての提案をした。また、エネルギー分野や青少年交流などのことについても地域協力を一層発展させるべく日本がリーダーシップを発揮していくことを確認した。会議では、気候変動、エネルギーおよび環境に関するシンガポール宣言というものが採択された。これは、来年のG8、洞爺湖サミットにつながる大きな成果だと考えている」
「個別の会談では、中国の温家宝総理との間で昼食を含めじっくりと話をする機会を得た。日中間の協力関係、またいろいろな課題の解決のみならず、地域情勢、地球規模の課題についても意見交換を行った。また、韓国の盧武鉉大統領とも、シンガポールのリー・シェンロン首相、インドのシン首相等々とも会談をした。会談の中身は2国間の問題もあるが、同時に地域の全体の問題についても話し合いを行った。それから、ミャンマーのテイン・セイン首相とも会談をした。民主化への努力を倍加するよう要請した。さらに、日中韓首脳会談においては、3国間協力を一層強化するために、明年以降行動計画を作成することで合意した。また、カンボジア、ラオス、ベトナム3カ国の首脳との会議では、わが国のメコン地域開発への支援方針を説明した」
「最後に、美しいシンガポールの地で、この国の政府の皆さん、国民の皆さんから温かい歓迎を通して友情を深めることができたことをうれしく思い、心から皆様に感謝したいと思っている」