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大使館1つ9億円 新設めぐり財務省と外務省が火花 (1/2ページ)
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平成20年度予算編成で、外務省が要求した大使館など在外公館8施設の設置について、評価が割れている。外務省には資源外交の推進や、国連安全保障理事会入りの支持国を増やし、定員増につなげたいとの思惑がある。ただし、大使館の新設は設備費や人件費を合わせて初年度で約9億円がかかり、歳出削減を目指す財務省は安易な設置には否定的。年末の予算案策定に向けて政府は難しい判断を迫られる。(中西昭仁)
「在留邦人が少ない国への設置は疑問だ」−。10月22日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で、在外公館新設の要求に、委員の1人がこんな苦言を呈した。
外務省は20年度予算要求にバルバトス(中南米)、ブルキナファソ(アフリカ)、モーリタニア(同)など6カ国の大使館と、2領事館の新設を要求している。
現在、日本の大使館設置国は123カ国。140〜160カ国に設置する米国など先進主要国に後れをとっている。このため、政府・与党は今後10年で主要国並みの150カ国体制とする目標を掲げ、今後3年間で重点的に新設する計画だ。
大使館の役割は設置国政府との交渉や政治経済情報の収集、分析から、旅券発給、査証、選挙の際の在外投票といった行政業務、有事の際の邦人保護も担う。