ニュース:政治 RSS feed
大連立構想再燃か…動揺する与野党 公明に焦り (1/2ページ)
このニュースのトピックス:テロ特措法
衆参ねじれ国会の打開を目指して、福田康夫首相(自民党総裁)が30日、民主党の小沢一郎代表との党首会談に踏み切ったことにより、自民、民主両党の「大連立」構想が再燃している。7月の参院選後、自民党の中川秀直元幹事長や山崎拓元副総裁らが相次いでぶち上げた構想だが、いざ現実味を帯びると与野党には動揺が走った。中でも「二大政党」の間に埋没しかねない公明党は焦りの色を募らせている。
「小沢氏のことだから何を仕掛けてくるか分からない。大連立や解散の話も出かねないので、しっかり気を引き締めなければならない」
党首会談を控え、30日朝、国会内で開かれた自民党の臨時役員会で、伊吹文明幹事長は厳しい表情でこう語った。
伊吹氏はこの直後、公明党の北側一雄幹事長と会い、「小沢氏を穴から引っ張り出したのはいいが、福田さんが穴に落ちないようにしなければならない」と強調。党首会談直前にも首相に「新テロ対策特別措置法案以外の話はすべきでない」と念を押した。
党首会談が決まった直後から、自民党執行部には、公明党から不安の声が次々に寄せられた。公明党は細川政権以来、小沢氏に翻弄(ほんろう)されてきたからだ。加えて党首会談を軸に今後の国会運営が進むようになれば、公明党の存在感が薄まることは確実だ。
大連立構想の旗振り役となったのは参院選後に読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社代表取締役会長だ。自民、民主両党の幹部らに「自民、民主で大連立を組み、憲法や社会保障改革などを一気に進めた上で中選挙区制に戻すべきだ」と力説して回ったとされる。