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橋下知事改革PTの人件費削減構想、実質は不可能 (1/2ページ)

2008.5.4 02:06
このニュースのトピックス橋下府政

 大阪府の橋下徹知事直轄の府改革プロジェクトチーム(PT)が発表した「財政改革プログラム試案」(PT案)で示された人件費の大幅削減には、全職員の本給を11〜15%カットする必要があることが、3日府の試算などでわかった。案に掲げる年間450〜600億円のカットを行うために必要な数字だが、専門家も「10%以上のカットは現実的には無理」としており、今後職員側からの強い反発も予想される。

 都道府県の職員の給料削減をめぐっては、北海道が18〜19年度に一律の本給10%カットを実施。兵庫県も今年度から、平均8%のカットを導入している。

 府企画厚生課によると大阪府の場合、警察官や教員を含む職員の年間の給料額(諸手当を除く)は約4800億円。うち一般財源から約4100億円を捻出(ねんしゅつ)している。

 このためPT案が示した通年で450〜600億円の人件費削減を実現するためには平成21、22年度で、11%から最大で15%の給料カットが必要な計算となる。本給の年収が700万円の職員の場合、年間105万円のカットとなり、職員への影響は大きくなると予想される。

 地方財政に詳しい京都女子大現代社会学部の橋本行史教授(自治体経営)は「10%以上カットすれば、住宅ローンなども抱えて生活している職員にとって相当厳しい状況となる。府の財政をかなり危機的だととらえても、15%カットなどというのは現実的に無理がある数字ではないか」と指摘する。

 一方府人事課によると、人件費削減の手段の一つである職員数そのものの削減も、状況は厳しい。

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