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「整備局の説明は不十分」淀川水系4ダム計画見直し 再提示求める意見書最終案決定

2008.4.22 23:09
このニュースのトピックス地方自治

 国土交通省近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」は22日、大戸川ダム(大津市)など琵琶湖・淀川水系4ダムの建設・再開発を含む「淀川水系河川整備計画原案」について、「整備局の説明は委員全員が十分に納得できるものとはいえない」と結論づけ、計画原案の見直しと再提示を求める意見書の最終案を決定した。ダム建設に肯定的な委員からは「委員会に計画の再提示を求める権限はない」などと削除を求める意見も出たが、少数にとどまった。

 最終案は近く整備局に提出される見通し。整備局が流域委の意見に沿って実際に計画を見直すかは不透明だが、新たな費用負担の観点からダムの必要性などについて根拠を求めている大阪、京都、滋賀各府県知事への説明や、今後の河川整備計画決定へ向けて、整備局は厳しい判断を迫られそうだ。

 宮本博司委員長ら流域委執行部が3月に示した意見書の素案は「整備局の説明はダムを造らんがための数字のつじつまあわせ」「計画は認められない」と厳しく断じていたが、各委員からの意見を一部取り入れ、修正した。

 最終案では計画原案に盛り込まれた大戸川ダムや、天ケ瀬ダム再開発(京都府宇治市)▽川上ダム(三重県伊賀市)▽丹生ダム(滋賀県余呉町)の4ダムについて、ダムと堤防強化対策を組み合わせた事業費の明示がなく、異常渇水対策の対象規模も不明確だったとして、委員会としての「検討が不十分」と判断。「整備局の説明はダムがどうしても必要であるという十分説得的な内容でなく、環境への影響もダム建設を前提とした検討であり不十分」と表現を弱めながらも、計画原案の見直しと再提示を求める姿勢は貫いた。

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