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【Re:社会部】夕張の教訓とは
このニュースのトピックス:年金問題
「自治体が破産?」。一昨年6月、北海道夕張市が財政破綻(はたん)宣言をしたときは、信じられませんでした。でも昨年3月、同市は実際に、国の管理下で財政を建て直す財政再建団体に転落しました。
その負債は実に353億円。それを18年間かけて返済しなければいけないというのです。市の財政規模は100億円に満たないのですから、負担がいかに大きいかが分かります。当然、市民サービスは低下し、特に年金暮らしのお年寄りを直撃しました。
藤倉肇市長は記者会見で「10年間で100億円返すのが限界」と訴えたそうです。残りは踏み倒すしかない、との表明にも聞こえますが、国の方針は「相談には乗るが、自分がした借金は全額返しなさい」です。
借金漬けなのに、不適正な会計処理で黒字を装ってきた夕張市。その事実を知らされないまま、最後に借金の責任を負わされる羽目になった市民はたまりません。
自分の住む自治体が「第2の夕張」にならないとは限りません。まず、居住する市町村の「実質公債費比率(借金比率)」や「地方債(借金)」の残高を調べてみてください。そして「隠れた赤字はないか?」「ハコモノが多すぎないか?」といった“疑い”の目を、常に行政側に向けていくことも大事です。(啓)