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「昨日の涙は嘘泣きにして」 橋下知事強がる (1/2ページ)

2008.4.18 21:15
このニュースのトピックス橋下府政

 大阪府の橋下徹知事は18日、府の財政再建に連動して各市町村に人件費を削減するよう求める方針を明らかにし、「府下全域で10%下げれば相当財源が出る」と述べたが、その2時間後、「それぐらいの気持ちでやってほしいという思いを述べたもの」として、あっさり発言を撤回し、釈明した。さらに府内全43市町村へも発言撤回を知らせるメールを送るなど、事態の収拾に追われた。

 橋下知事はこの日、講師を務めた多重債務者対策に携わる府市町村職員を対象とした研修の後に会見。その中で、17日に開かれた改革プロジェクトチーム(PT)による財政再建プログラム試案に関する市町村との意見交換会で、厳しい意見が相次いだことについて発言した。

 橋下知事は「『府民サービスに切り込まれる』『弱者切り捨て』『高齢者に配慮がない』とか言う前に、人件費に切り込めと言い続けたい。府下全域で10%カットすれば十分立ち直る」と強調。「記者会見や首長と直接会った際に協力を求める」とした。

 しかし約2時間後、府庁で取材に応じた橋下知事は、会見での発言について「(府の)市町村課からも、『あれはまずい』と言われた。それぐらいの気持ちでやってほしいということを述べたものだ」として、市町村に人件費削減を呼びかけるとした発言を撤回した。

 さらに、「市町村に一律10%カットの方針を押し付けるつもりは全くなく、具体的に人件費カットのお願いをする趣旨ではない。発言については撤回をしたい」とのコメントも発表。全市町村にも同様のメールを送り、理解を求めた。

 また橋下知事は会見の中で、17日の意見交換会で涙で言葉を詰まらせた件について、府市長会会長の倉田薫・池田市長に電話で謝罪したことを明らかにした。その上で、「悔し泣きのように書かれたのは不本意。頑張っている職員に申し訳ないという思いがあった。財政再建試案で人件費削減を打ち出した改革PTの職員の相当な覚悟を思い、感極まったところもあった」と振り返った。

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