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ライバルは橋下知事?! 太田前知事がタレントデビュー

2008.4.6 19:25
このニュースのトピックス橋下府政
太田房江・前知事と握手する、橋下徹・大阪府知事太田房江・前知事と握手する、橋下徹・大阪府知事

 大阪府の前知事、太田房江氏が6日、ローカル局のテレビ番組に生出演し、本格的なタレント活動を開始した。この日は後任の橋下徹知事が、売却構想を掲げている知事公館(大正12年の建築)=中央区大手前=を史上初めて府民に開放、その中で自ら「たこ焼き」づくりを披露するなどタレント出身知事らしいアピールぶりを発揮していたが、太田氏出演のテレビ局は、渦中の知事公館から徒歩5分という位置にある。また、この日は橋下知事就任から2カ月の“記念日”で、太田氏は番組中、橋下知事に対し「今は素人っぽさがウケている段階」「財政再建オンリーではダメ」と釘も刺すなど、目と鼻の先に居る“ライバル”を念頭にしつつ饒舌(じょうぜつ)ぶりを発揮した。

 太田氏が出演したのは、テレビ大阪の情報バラエティ番組「ガツン!」。同番組は「言いたいことをガツンと言おう!」をフレーズにしており、番組リニューアル第1回目の目玉ゲストとして、「橋下府知事の高支持率に噛みつく!」とのサブタイトルのもと太田氏は登場した。同局隣接の大阪城のサクラに合わせたピンク色スーツをまとい、のっけから「足だけだったら(私は)きれいなんだけど」と甲高い声で第一声、「前大阪府知事」とのパネルを自ら手に自己PR。番組司会者でお笑いタレント、たむらけんじに向かって流し目で「たむけんさん(実物は)素敵ねぇ」と突然のラブ・コール。たむけんに「コク(=告白)られた!ダブル不倫はお断りや!」と言葉を返させるなど、前知事とは思えない巧妙な間合いで、今後のタレント活動を占う幸先良いスタートぶりだった。

 討論コーナーでは、「教育委員会に対し命じます」発言(不適切なため、後に府会議事録から削除)に象徴される橋下知事の言動を踏まえ、同番組の街頭調査で「支持率88%」という橋下府政の人気ぶりに関して議論が沸騰。「最高で46%、退任直前36%」だったという太田氏は、橋下知事の高支持率について、「(単刀直入が好きな大阪人へのメッセージ発信として)ツカミが巧(うま)かったため」と分析。また、知事がタレント出身であることに関して、「世論を背負って得しているし、本人もテレビを意識している。私だって(記者会見で)40分も素晴らしい内容を話しているのに、テレビで取り上げられたのは30秒。しかも締めの言葉、“これだけ喋ったら十分でしょ?”と(仏頂面で)述べた一番悪い部分だけ。これは私が元役人(通産省官僚)だったから?」と、お笑い好き・官僚嫌いの大阪の風土にチクリ。

 一方で、橋下知事の「命じる発言」について太田氏は「(弁護士ながら間違った認識だったが)府政に関心を持ってもらった、という点に関しては良かった」とフォローしたものの、パネラーの山本健治氏(関西で人気のコメンテーター)らから、「教育委員会に命じます、と言うこと自体、(橋下知事は)弁護士のくせに何も分かっていない証拠。そのほか、“大阪府と大阪市とは別会社だった”発言も同じ」と突っ込まれ、一瞬しどろもどろになった太田氏。ただ、直後に「すぐ880万府民を例に出すが、だからこそ(880万人の重みを考えて)知事という存在は、思いつくまま気楽なこと言ったらダメ」と問いかけられると太田氏は「よおーく(橋下知事に)言うときます」と、立ち直りの早さと、前知事という肩書きのPRぶりもみせた。

 その後、議論は、橋下知事の「日本一の教育(の地)にします」発言の是非など、いろいろと盛り上がったが、総論として、“言動は問題点も多いが、世論が大阪に注目したのは橋下知事の功績”として結論づけた。ただ、太田氏は最後に、橋下知事の掲げる財政再建を軸とした“大阪維新”について、メタボリック症候群を例に挙げ「生活習慣病に外科手術は御法度。私の知事時代に(無駄なハコモノ行政で)手が付けられるものは付けてある。あとは府庁の職員数など人件費」と念を押した。また、太田氏は、続くグルメコーナーにも登場し、ミシュランガイドばりに「食いだおれ・大阪」を実際に調査するなど、硬軟あわせ持つタレントぶりを発揮した。

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太田房江・前知事と握手する、橋下徹・大阪府知事
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