MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: 政治 政局政策地方行政写真RSS feed

【明日へのセーフティーネット】現場はいま(2)北九州方式(上) (2/3ページ)

2008.4.5 21:02
このニュースのトピックス就職・転職

 男性は、平成18年2月から9月ごろまでは、タクシー会社でドライバーとして勤務していた。しかし、10月には出勤しなくなり自分から辞めた。車の駐車や、子供の声をめぐってもめごとを繰り返し、近所からは長年にわたって孤立した存在だった。ほとんど唯一、交流があった中学時代からの友人も、いさかいがあって8カ月、顔を見せていなかった。

 男性は、アルコール性肝障害や糖尿病などで働けないとして、18年12月から生活保護を受けていたが、ガスや水道、電気が再開された形跡はない。19年2月には、市は、診断をもとに「普通就労可能」と判断、男性が「自立して頑張る」といって出してきたという辞退届を受けて4月10日には、生活保護を打ち切り、その後の経過確認はなかった。

 「ハラ減った。オニギリ食いたーい。25日米食っていない」。6月5日、男性が書き残していた最後の日記には、こう書かれていた。

 「法律はかざりか。書かされ、印まで押させ、自立指どうしたんか」。そんな日記の記述から、男性が、生活保護の辞退届を自発的に書いたかどうかさえ、疑問視されるようになっている。診断をめぐっても、主治医は「普通就労可」とは言っていないと市に抗議。仮に辞退届が「自発的」だったとしても、就職先や収入の見通しを確認せずに保護を切り、その後の状況を確認しなかった市の姿勢は厳しく批判されている。

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。