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大阪府の人件費削減どうなる 紆余曲折も予想 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:橋下府政
大阪府の橋下徹知事が進める行財政改革で、人件費削減の動向に注目が集まっている。庁内の改革プロジェクトチームは表向き「まだ決めたわけではない」としているが、新年度に総額1100億円の歳出削減を目指す橋下府政にとって、年間9000億円に上る人件費は、見直しの“本丸”ともいえる。職員労組の反発のほか、治安や学力の低下を危ぶむ声もあり、紆余(うよ)曲折が予想される。
「人件費のあり方については(実績に関係ない)ゼロベースで総点検・見直しを行う」。橋下知事は先月29日の定例府議会初日、こう強調した。明確にターゲットとして位置づける発言だった。
平成19年度の府の一般会計当初予算によると、一般職員、教職員、警察官を含む職員数は8万9682人。人件費は約9200億円にのぼり、退職手当を除いても約8200億円になる。府は6月にも編成する20年度の本予算案で、カットする項目、事業を決めるとしているが、一律10%削減するとすれば820億円、5%でも410億円が浮く計算だ。
大阪府と同規模の約8万人の職員を抱える北海道。こちらは一足先に18、19年度の2年間、学校の教職員や警察官も含めた全職員の月給を一律10%カットした。道債の残高(借金)は5兆5000億円で、大阪府の府債残高(5兆8000億円)とほぼ同じだ。採用抑制なども合わせると18年度は650億円の人件費を削減し、公共事業縮小なども入れれば、同年度で1250億円の歳出を抑制した。この数字は、橋下知事が20年度に一気に削減しようとしている1100億円を上回る。
だが、職員労組との約束は2年間だけ。道はさらに20年度に向けて一律9%カットで交渉したが、労組の激しい反発にあい、管理職のみ9%、非管理職は7・5%の削減で決着した。