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赤字・債務超過企業5600社に融資 新銀行東京 累積赤字は1016億円に
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東京都が1000億円を出資して設立し、多額の累積赤字を抱えている新銀行東京が、平成19年12月末で赤字や債務超過の5635社に融資していることが11日、都議会予算特別委員会に提出された資料で明らかになった。新銀行の融資先企業の43%に当たり、赤字・債務超過企業への融資残高は415億円にのぼる。焦げ付きが膨らんだ背景には、こうした企業の審査が甘かったことが、改めて浮き彫りになった。
新銀行の融資先のうち2345社が破(は)綻(たん)し、今年1月末の時点で285億円が焦げ付きになっている。
新銀行は現在1万3000社に融資しているが、融資先が赤字の企業が1671社(融資残高156億円)▽債務超過企業が1886社(同106億円)▽赤字でかつ債務超過の企業は2078社(同153億円)−にのぼることが分かった。
また、都は同日の都議会で、新銀行への400億円の追加出資の根拠を明らかにする予定。400億円の内訳は、(1)自己資本の維持に必要な額80億円(2)リスク対応に必要な額280億円(3)新規業務や風評などへの備えとして40億円−と説明するとみられる。また、新銀行の20年3月期の累積赤字が1016億円になるとの見通しも示す。
一方、企業の持つ技術力や将来性を重視した融資は、平成17年度は60社で1358億円、18年度は10社に176億円だった。これらはいずれも当初目標(17年度1380社、18年度3088社に融資)を大きく下回っており、新銀行の審査能力が追いつかず、融資が伸びなかったものとみられる。