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【雪解け遠く】(上)限界…見えぬ夕張市再建への具体策 (1/4ページ)
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街は白く冷たい。顔に触れる冷気で痛みさえ覚える。厳冬の北海道夕張市。3月だというのに春の訪れの気配はまったく感じられない。夜には気温が零下10度前後にもなるが、経費節減で市庁舎の暖房は午後5時に止まる。コートを着て手袋を着けての残業。職員の年収は4割減になった。
「全国最低の賃金。職員は減ったが、業務は増える。地域住民からの冷たい視線。必死に頑張っているが、もう限界にきている」。再建支援のために今年1月、夕張市役所に派遣された東京都職員、鈴木直道さん(26)はこうつぶやいた。
石炭産業の衰退に伴い昭和50年代から「炭鉱から観光へ」と舵を切った夕張市は遊園地や博物館、ホテル、スキー場などのハコモノを次々と建設し、過剰な投資を続けた。借金は膨れあがり、バブル崩壊が追い打ちをかけた。金融機関の短期融資を乱発し赤字を穴埋めし、黒字を装う「事実上の粉飾決算」(市役所OB)が続いた。








