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【正論】京都で共産党が元気なわけ 動物行動学研究家・竹内久美子 (1/3ページ)
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渡来人の「平等主義」の伝統か?
≪市長選でハラハラ接戦≫
先の京都市長選挙、といっても京都以外の方にはあまりピンとこないだろう。私はこんな経験は初めてというくらいドキドキした。もし京都でないのなら、ありえないだろうという展開だったのである。
立候補者はいずれも無所属新人の4人だが、実際には「自民、公明、民主、社民各党が推薦する前の京都市教育長と、共産党推薦の弁護士の一騎打ち」となった。自、公、民主、社民の連立候補が共産ただ一党の候補と戦うという構図自体、珍しいと思うが、さらに驚いたことに、全くの互角の戦いだったのだ。
NHK京都の開票速報を見ていたら、まず上京、中京、下京、東山、山科など、市の中心部の区でおのおの、前教育長が弁護士を数百票レベルでリード。全体で3000票ほどの差がついた。
が、共産逆転の可能性は十分に残されている。肝心の左京、北、右京がなかなか開かないのだ。記者は何度も繰り返した。「左京区は共産党の牙城!」「北区も右京区も共産が伝統的に強い!」
おそらくこの状況に、「そうとわかっていれば、投票に行っていたのに!」と思った市民も少なくなかっただろう。当日の最高気温が6・0度という条件もあってか、投票率は37・82%にしか達しなかったのだ。
そうしてやはり、左京、北、右京で共産候補が連立候補を上回ったのだが、結局、951票の僅差(きんさ)で連立候補の勝利となった。有権者数約110万の都市での話である。

