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「殿様町長」本丸改革へ初登庁 奈良・高取町
このニュースのトピックス:地方自治
奈良県高取町の発注工事をめぐる不正入札事件などで逮捕、起訴された前町長の辞職に伴う出直し町長選で初当選した植村家忠新町長(65)が6日、初登庁した。植村町長は、江戸時代に2万5000石の高取藩を治めた藩主・植村家の子孫。町政の信用失墜と深刻な財政難のダブルパンチに見舞われ“落城”の危機にある同町の本丸再生に向け、「平成の殿様」の手腕に、町民からの期待がかかる。
植村家は徳川家譜代の家臣で、寛永17(1640)年に初代・家政が入城してから、約230年にわたり藩主を務めた。関ケ原の合戦で家康のもとで戦功を挙げたことから、歴代当主に「家」を名乗ることが許されてきたという。
16代目にあたる植村町長も「家」の字を冠し、地元ではいまだに「お殿さん」と呼ばれて親しまれている。選挙戦では「こよなく愛したふるさと再生へ命をかける」と訴え、町民が殿様の熱意にかけた形となった。
植村町長は6日、江戸時代後期の門が県指定文化財となっている自宅から、公用車で町役場へ。職員から花束を受け取った後、町長室に入り、晴れて「一国一城の主」となった。
職員を前に、植村町長は「道は険しいが、明るく希望に満ちた高取が再生できるよう、ともに血のにじむ努力をしていきたい」と訓示。町政再生に向けて気を引き締めていた。
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