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86歳の最高齢首長引退へ

2008.1.19 17:38
このニュースのトピックス救急搬送受け入れ問題

 昭和42年から新潟県の旧安田町長を連続10期務め、平成16年の合併後は阿賀野市長となった全国市町村で最高齢首長の本田富雄氏(86)が、4月の任期満了で市長を引退する。

 阿賀野市は人口約4万7000人で稲作が主産業。本田氏は旧安田町助役や新潟県知事秘書を経て町長に。就任直後の昭和42年8月、町で7人が死亡した羽越水害が発生、「住民の命を守れない行政であってはいけない」と厳しい自然に対抗するインフラ整備に尽力した。

 地方の医師不足が進む中「救急搬送などのため道路整備は重要だ」と主張。多選については「地方では、積み上げた経験や人脈がものをいうことも多い」とメリットを強調した。

 厳しい財政の中、病院経営への支出を重視。平成18年に自身が大腸がんを発症、入退院を繰り返しながら医師不足問題や、フィンランドを参考にした高齢福祉対策に取り組んだ。「入院で足腰が弱った。周りに迷惑は掛けられない」と引退を決断したという。

 2町2村の合併による阿賀野市誕生も大仕事だった。合併について「旧枠組みで自分たちの利益ばかりを主張していては話が進まない。融和を図り、地域一丸となって事に当たらねば共倒れする」と説く。今後、40年の首長経験を「文字に起こし伝えたい」と話す。

 全国市長会、町村会によると、本田氏の引退後は、大阪府貝塚市の吉道勇市長(80)と岩手県一関市の浅井東兵衛市長(80)が最高齢市長、山口県周防大島町の中本冨夫町長(85)が最高齢首長となる。

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