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【視点】福祉充実か所得アップか 政策は三者三様
このニュースのトピックス:どこへ行く、橋下府政
大阪府知事選に立候補した主要3候補の政策を大きく分けると、パイの分配を重視する橋下、梅田両氏と、そのパイ自体を大きくしようとする熊谷氏に分かれるだろう。
橋下氏は公約の重点項目の半分近くが子育て世代に対する政策だ。「行政は所得を上げることはできない」と言い切り、限られた税金を就業層の補助に傾けることで「使えるお金」を増やそうとする。梅田氏も助成や補助が柱だが、「格差と貧困」をキーワードに、低所得者全般に対する福祉政策を最重点にあげる。
一方、熊谷氏は2人とは対照的だ。行政が大胆に産業政策を行い、全体のパイを拡大したうえで、府民の所得をアップさせるのが目玉だ。万博が開かれた高度成長期の大阪を引き合いに出し、「大おおさか再興」も掲げた。
三者三様。政党も長年続いてきた相乗りが崩れ、今回は明確な対立構図が見えている。ただ、3氏のマニフェストには「笑顔」「輝き」「元気」と、いずれも明るく前向きの文字が躍る。
地盤沈下、企業本社の流出、犯罪多発、財政悪化…。最近、大阪にかぶせられる形容詞は、ほとんどの場合マイナスイメージだ。そこから脱出することに異論がある人はいないだろう。3候補の主張も同じだ。
「就業層への集中投資」か、「低所得者層への福祉」か、「行政による所得アップ」か。「大阪を元気にする」という共通の目的のために、どの手法を選ぶのか。それが問われている。(張英壽)