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議員報酬、全国初の日当制に 福島県矢祭町 (1/2ページ)
「合併しない宣言」で知られる福島県矢祭町の町議会(定数10)が、議員報酬を現行の月額制から議会への出席ごとに実費支給する「日当制」に変更する。全国町村議会議長会などによると、議員報酬の日当制は全国初の試み。導入後、同町議会の人件費は現在の約4分の1に減り、余剰分を少子化対策や子育て支援に充てる。人口6800人の小さな町の試みは全国に広がるだろうか。(渡部一実)
同町議会は28日、日当制関連の条例案を賛成多数で可決した。平成20年3月31日以降、月額20万8000円の議員報酬を廃止し、議会に1回出席するごとに3万円を実費支給する。
3万円の積算根拠は、「課長職の平均日給4万4772円(期末手当などを含む)の7割」。毎日8時間勤務の職員に比べ、議員は臨時出勤で1回の勤務時間も短いため7割とした。
本会議や委員会、全員協議会など議会への出席と、成人式や消防団の出初め式など「町の公式行事」への参加も“出勤”扱いとする。年間の出勤は計30日、報酬は年90万円の見込みで、全国の地方議会で最低額となる。
日当制導入と並行して議員への期末手当も廃止し、人件費は現行の年間約3400万円から900万円に減るという。
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一方で反対論も。25日に開催された町議会特別委員会では、ある町議が「普段の地道な活動を評価せず、議場や行事への出席回数だけで報酬を決めるのはおかしい」と反発。別の町議も「一定の報酬を保障しないと、副収入のない人は生活できない。議員になる人もいなくなる」と主張した。
日当制の提案者、菊池清文町議は「本来、議員職は志ある人のボランティア。『給与が保障されないと議員にならない』というのはおかしい。議員は職業ではなく町への奉仕活動という心意気を植え付けるため、日当制は絶対必要」と強調。激論の末、賛成7人、反対2人で日当制導入案が可決された。


