ニュース: 訃報
永野健・元日経連会長 死去
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元日本経営者団体連盟(日経連、現日本経団連)会長で、三菱マテリアル元会長の永野健(ながの・たけし)氏が12日、心不全のため死去した。85歳。葬儀、告別式は近親者のみで執り行う。後日、「お別れの会」を開くが、日取りは未定。喪主は妻、克子(かつこ)さん。
東京帝国大学第一工学部卒業後、昭和20年に三菱鉱業(現三菱マテリアル)に入社。精錬部門を歩み、無公害、省力化という特徴から最後の銅精錬技術といわれる「三菱連続製銅法」の商業化を手がけた。57年に三菱金属社長、平成2年の三菱鉱業セメントとの合併に伴い、三菱マテリアル会長に就任した。
また、平成3年から旧日経連会長に就任。財界の労務担当として、1ドル=80円台の円高に見舞われ、製造業が苦境に陥る中、空洞化を回避するために賃下げも辞さぬ強い姿勢で臨んだ。賃金凍結を掲げる一方で、公共料金値上げや高速道路料金改定に強く反発するなど、存在感のある財界人として活躍した。
日本経団連の御手洗冨士夫会長は「人間尊重の経営、長期的視野に立った経営を掲げた永野氏の考えは、今も経済界の指導理念として生き続けています」とのコメントを発表した。

