伝統文化のほか戦争や人権などに関する発言でも知られる随筆家の岡部伊都子(おかべ・いつこ)さんが29日、肝臓がんによる呼吸器不全のため死去した。85歳。大阪市出身。葬儀・告別式は親族だけで執り行う。友人らによる「しのぶ会」は5月31日午後2時、京都市上京区松蔭町141の2、洛陽教会で。
昭和29年、ラジオ番組の原稿を書き始め、この原稿が「おむすびの味」として出版。日本の伝統や美術、自然などを繊細な感性で見つめ、戦争や差別問題などにも迫り続けた。著書に「賀茂川のほとりで」「朝鮮母像」など。