柔道
【いざロンドン 女性先駆者からのバトン(1)】柔道 「谷亮子の呪縛」と先陣の使命
女子柔道は今、最も軽い48キロ級が最も過激な代表争いで熱を帯びている。世界選手権2連覇中の浅見八瑠奈(コマツ)と2009年世界女王の福見友子(了徳寺学園職)が一歩も譲らぬ“殴り合い”。昨年12月までの直接対決で浅見が3連勝し、KOは間近に見えた。が、14日のマスターズ大会(カザフスタン)決勝で福見が浅見に一矢を報い、終了のゴングはわずかに遠のく。
「暗闇の中で、少し光が差したかな」と福見。「挑戦者の気持ちを取り戻したい」と、決め損なった浅見は再びファイティングポーズだ。
日本オリンピック委員会(JOC)は、2人のどちらがロンドン五輪に出ても「金メダル確実」と踏む。五輪2連覇、世界一7度の金字塔を置きみやげに谷亮子氏(現参院議員、旧姓・田村)が柔道界を去って1年余り。重しが取れたこの階級から飛び出した俊英2人は“金メダル階級”の系譜を継げるのだろうか。
女子柔道の先駆けとして、「女三四郎」の異名を取った元世界女王の山口香氏(現筑波大大学院准教授)はこんな予言をする。「日本が伝統的に金を取り続ける階級になるかどうか。ロンドン五輪でその答えが出る」
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