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【ゆうゆうLife】認知症介護の身近なアイデア(下) (1/3ページ)
このニュースのトピックス:家族・少子高齢化
認知症の人が在宅で暮らす際の2大心配事は、火の不始末と遠くに行ってしまう徘徊(はいかい)だ。家族はどうやって危険を回避すればよいのだろうか。認知症の人を危険から守る自己防衛術を紹介する。(清水麻子)
◇
≪火の不始末≫
ガス元栓の位置を替える
「怖くて足が震えてしまいました」。認知症の夫(85)を介護している大阪府枚方市の松井喜代子さん(82)は、つい3カ月前の出来事を思いだす。
買い物から帰ってきたら、コンロのやかんからお湯が吹きこぼれていた。「幸い、やかんの中に水が入っていたので大事には至らなかった。でも水が入っていなければ火事になっていたかもしれない」と松井さん。
夫の火の不始末は1度や2度ではない。夜中に台所で「ボッ」という点火音が鳴って目覚め、台所を見ると、夫が火の前に立っていた、ということも3度ほどあったという。
実は、コンロの消し忘れが原因の火事は多い。東京消防庁によると、平成19年に東京23区などの管内で、ガスコンロやガスレンジなどの家庭内の厨房(ちゅうぼう)器具による火災は584件発生。そのうち、消し忘れによる火事は約6割を占める。
どうすれば認知症の人の火災を防げるのか。
松井さんはケアマネジャーに相談し、大阪ガスの営業所に頼んでガスの元栓をコンロの後ろの目立たない位置に替えてもらった。外出時や就寝時には、ガス栓をひねっておけば夫は気づかない。「2000円程度で解決しました」と松井さん。
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