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【ゆうゆうLife】地域包括支援センターを知っていますか?(上) (1/4ページ)
このニュースのトピックス:保険
□相次ぐ高齢者虐待・孤独死
■地域の相談所、機能せず
生活苦の中、認知症を抱えて独りで暮らす高齢者や、失業中の息子が親を介護していたり…、課題の多い世帯が目立っている。3年前、全国にできた地域包括支援センター(地域包括)は、高齢世帯をはじめ、地域の“よろず相談所”になるはずだった。しかし、問題家庭を早期に発見したり、公的支援につなげて孤独死や虐待を防ぐ役割は十分に発揮されておらず、事件は起こり続けている。(清水麻子)
宮城県石巻市の住宅街で今年2月中旬、吉田千寿子さん(73)=仮名=は同居の長男(53)から暴行を受けて命を落とした。
吉田さんは歩行が困難で、ほぼ寝たきり。しかし、その日は自分で排泄(はいせつ)物を部屋からトイレに運ぼうとして部屋を汚し、長男の怒りを買った。
「母には、すまなかったと思います。自分が弱く、疲れていました」。長男は先月中旬、仙台地裁での初公判で、弟妹らが協力的でないなか、介護保険も使わずにやってきた事情を説明した。
一方で、過去にも吉田さんに暴力をふるっていた事実も明らかになった。遺体は脳挫傷を起こしており、暴行との因果関係は明らかでないが、肋骨(ろっこつ)が折れていた。長男は無職で、世帯の収入は吉田さんの年金、月約8万5000円に限られていた。生活は苦しかったようだ。
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