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【ゆうゆうLife】介護報酬UP 職員給与や利用料は?(上) (2/3ページ)
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しかし、30歳を過ぎたころから、20万円にも満たない給与に疑問を抱くようになった。今の手取りは約18万円。「寮が月6000円なので生活はできます。でも、狭いので、結婚して子供ができたら暮らせません」。節約しようと、休みには実家で食事を取り、母に作ってもらった1週間分の総菜を抱えて寮に帰る。
「30歳を過ぎて自活できず、両親には申し訳ない。でも、結婚して子供が3人いる同僚も親にパラサイトせざるをえないと嘆いています。『1人2万円』は一体、どこに消えたのでしょう?」
◇
■給与上がらず広がる失望感 職員に説明必要
厚生労働省の調査では、介護施設職員の月収は全年齢平均(税込み)で男性は23万円、女性は21万円。全産業平均の男性37万円、女性24万円を下回り、将来的にもあまり上がらない。
介護職の離職や不足が絶えないことから、政府は昨年10月、介護報酬を3%上げ、給与水準を引き上げる方針を打ち出した。総額約2300億円は、全国の介護職約80万人(常勤換算)で割ると、1人月に2万円超。この数字に期待をかけた職員は多かった。
しかし年が明け、給与がそれほど上がらないと分かると、失望感が広がった。
厚労省は「3%分は職員の給与や研修など、待遇改善に使うよう、事業者に理解を求めている。しかし、強制はできない。事業者がどう職員の待遇改善をしたか、今秋にも調査するつもりだ」(老人保健課)と説明する。
淑徳大学の結城康博准教授は「介護報酬は過去2回の改定で連続して下がっており、事業者に報酬のすべてを給与に回す体力は残っていない。ただ、報酬増分を何にどう使うか、事業者が丁寧に説明しないと、職員から逆に不信感を買う」と警鐘を鳴らす。
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