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【ゆうゆうLife】ワークシェアの先にあるもの 不況時だけでなく(中) (1/2ページ)
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■自由出勤で業務拡大
ワークシェアリングは、長時間労働の抑制が大きな目標です。その代わり、雇用機会が増え、長時間労働の解消で生活も充実します。企業の中には、勤務日時を選べる自由出勤制度まで踏み込んだ例があります。(北村理)
午後2時過ぎ、兵庫県姫路市のデータ入力加工会社「エス・アイ」の駐車場から車の出入りが続く。社員の外出目的は子供の迎えやPTA、家事など。そのまま帰宅する社員もいれば、仕事に戻る社員もいる。
同社の業務時間は午前8時から午後6時で残業はない。だが、個々の出勤時間は自由で、前月に希望を出し、リーダーが調整する。急な変更も可能だ。
70人の社員はほとんどが女性。取締役の家永雅子さんは15年前にパートで入社した。当時、娘は3歳と1歳。結婚前に勤めたIT関連会社は残業が多く、育児をしながら働くのは考えられなかった。しかし、友人の勧めで面接を受けると「来られる時間に来てくれればよい」といわれ、「半信半疑だったが、これならできそうだと思った」という。
総勤務時間は、子供の成長とともに、月80時間から120時間、160時間に増え、5年前には役員に昇進した。「家事育児との両立を無理なく続けているので、パートから正社員、役員に昇進したという感覚がありません」という。
自由出勤制度を作った今本茂男社長は「仕事が増えると、残業の連続でミスが目立ってくるし、家庭生活もおろそかになって辞める人が増える」と話す。家永さんがパートで入社した15年前当時は、社員の残業をパートで補おうとした。しかし、待遇差に不満が出た。そこで、パートを正社員にし、時給制の自由出勤にした。1日の仕事をその日出勤する全員で分けるワークシェアリングだ。
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