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【ゆうゆうLife】介護 増える介護離職(上) (1/4ページ)
このニュースのトピックス:就職・転職
■不況で再就職なく…共倒れ寸前
家族の介護で仕事を続けられず、会社を辞めたり、転職を繰り返す人が増えています。「介護離職」は、親や配偶者の介護に直面する40、50代を中心に年間約15万人にのぼり、不況下で転職先が見つからず、介護費用の支払いすら困難になる人も少なくありません。(清水麻子)
「このまま職が見つからなければ、共倒れになってしまう。こんな生活、いつまでもつでしょうか…」。小雨が降りしきる1月下旬。東京都板橋区のマンションで、畠山きみ代さん(53)=仮名=は深いため息をついた。
畠山さんは、脳出血の後遺症で右半身が不自由な母(83)=要介護度5=と暮らしている。生活費と介護費を稼ぐため、昨年7月まで、建築資材会社の正社員として働いていたが、会社が介護に理解を示してくれず、離職。現在はハローワークで再就職先を探しているが、不況下で見つからず、貯金を切り崩す生活が続いている。
働いていたころは、介護保険を支給限度額いっぱいまで使ってデイサービスやヘルパーを利用した。しかし、高齢で抵抗力が弱い母は体調が変わりやすく、ヘルパーらから度々帰宅を要請する連絡が携帯電話に入った。朝起きて具合が悪いときも、デイには行けない。かといって、緊急にヘルパーを雇う余裕はなかった。
夫は若いころに亡くなり、対応するのは自分だけ。上司に事情を話して有給休暇を申請すると、上司は「仕事は?」と嫌な顔をした。しぶしぶ休みはくれたが、「介護があるならパートにならないか」と打診されたことも。「なぜ勤務を抜けることが許されるの?」という同僚の陰口も、漏れ聞こえてきた。
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