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【ゆうゆうLife】介護 手遅れになる前に…成年後見制度(上) (1/3ページ)
このニュースのトピックス:建築・住宅
■大切な早めの財産把握
判断能力が十分でない人に代わって、後見人などが財産管理や契約を行う「成年後見制度」。後見を求める申し立ては、スタートから8年間に約15万件になりました。しかし、判断能力が完全に失われてから申し立てるケースが多く、「事前に備える」という感じではないようです。「もっと早く、利用していればよかった」と悔やむ親族後見人もいます。(竹中文)
「母の認知症が進行する前から成年後見制度を知っていればよかったと思います」
こう話すのは、2年前、母親の後見人になった東京都板橋区のビジネスライター、東本信(とうもと・まこと)さん(59)だ。
東本さんの母親は夫と死に別れ、70代で福岡県宗像市の持ち家で1人暮らしをしていた。夫の残した預貯金もあり、暮らしには困っていなかった。
しかし、一人暮らしを始めて4年ほどたった頃から認知症の症状が出始め、深夜に徘徊(はいかい)をするように。姉が脳梗塞(こうそく)で倒れたこともあり、東本さんはやむなく、母親を福岡県の特別養護老人ホームに入所させた。入所後、母親は要介護4であることが分かったという。
東本さんは「母を特養に入れた後、空き家になった実家に何度か掃除にも通いましたが、家を放置することもできず、賃貸に出す方法を調べました。ところが、家は母親名義なので、私が人に貸すことができないんです。それでたどり着いたのが、成年後見制度でした」
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