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【ゆうゆうLife】介護 特養で看取るには(上) (1/3ページ)
■「ここで亡くなっても大丈夫」
“終の棲家”と呼ばれる特別養護老人ホーム(特養)では近年、入所者の要介護度が上がり、看取(みと)りの機能が求められるようになっています。ただ、施設と契約した医師が緊急時に対応できないなどの理由で、求めに応えられないのが現状です。看取りに向けて模索する特養の取り組みを紹介しながら、その課題を探ります。(佐久間修志)
9月22日夜。岐阜県池田町にある特養「サンビレッジ」の一室で、平光ことさんは92歳の生涯を閉じた。家族に見守られての旅立ち。最期を看取った長女の祐子さん(65)=仮名=は「思いだすたび、満足感に包まれる」という。
一人暮らしだったことさんは昨夏、足腰の状態が悪化。料理もままならなくなった。離れて住む祐子さんが食事を作るなどしたが、それにも限界があり、同年11月にホームへ入所した。
祐子さんの気がかりは「もしも」のとき。「病院でつらい延命措置はさせたくない。この世にいる間は楽に過ごさせてあげたい」という祐子さんだが、「施設にいた知人の親御さんはだいたい、最期は病院のような気がした」。
そんな祐子さんに、ホームが入所契約時に差し出したのは、看取りの方法について家族に意思確認する書類。「施設で看取る」という選択肢を見ながら、祐子さんは「ここで亡くなっても大丈夫なんだ」と胸をなで下ろした。
入所前から膵(すい)炎を患い、慢性の骨粗鬆(こつそしょう)症もあったことさんは、骨折も多く、痛みが絶えない。亡くなる半年前からは、毎日のように痛み止めを処方された。
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