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【ゆうゆうLife】介護 グループホームはだれのため?(上) (1/3ページ)
■認知症の人に家庭的ケア
認知症の高齢者が増えるなか、急増した認知症高齢者グループホーム。小人数の家庭的な雰囲気で、一人一人に応じたケアを受け、穏やかに過ごせるのが特徴です。ニーズは高く、入居待ちも生じています。しかし、必ずしも質がともなっていない実態もあるようです。(寺田理恵)
認知症高齢者グループホーム「きのこのき」(岡山県笠岡市)では、和風の2階建て住宅に9人のお年寄りが暮らしている。
昼時、リビング脇のキッチンからカレーの香りが漂うと、ソファでマフラーを編んでいた對馬ヨシエさん(83)が立ち上がろうとした。両腕を支えに勢いをつけ、3度目にようやく腰を浮かせると、家具につかまりながら食事用のいすに移った。
自宅なら当たり前の光景だが、「転ぶと危険だから」と車いすに乗せる施設は少なくない。しかし、ここでは、時間がかかっても自力で動きたい對馬さんに、職員は積極的な手出しをしない。
この日の昼食は職員が手作りしたカレーに、鶏肉と野菜の煮物。食べ終えた人は、自分で食器を下げ始めた。對馬さんも、シルバーカー(歩行を補助する押し車)にトレイを乗せて、キッチンへ運んだ。
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