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19年度の概算医療費33・4兆円 過去最高を更新
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厚生労働省は16日、平成19年度の概算医療費が前年度比3・1%増の33兆4000億円となり、過去最高を更新したことを発表した。70歳以上の高齢者医療費が5・4%増の14兆5000億円で、全体の43・4%を占めた。厚労省は「19年度は大きな制度改正や診療報酬改定がなく、高齢化の進行や医療技術の高度化の影響が医療費の伸びにそのまま反映された」と分析している。
概算医療費は、診療報酬明細書(レセプト)の集計で、労災医療費などは含まないが、医療費全体を示す国民医療費の約98%にあたる。
1人当たりの医療費は3・1%増の26万2000円。健康保険組合などサラリーマンの健康保険でまかなった医療費が13万円だったのに対し、老人保健制度が適用される75歳以上の高齢者の医療費は87万1000円に上った。
患者が受診した日数の総数は0・9%減ったが、1日当たりの医療費は技術の高度化などで4・1%増えた。診療科別では小児科2・4%減、外科0・3%減に対し、整形外科4・1%増、内科2・2%増だった。医療機関別では、大学病院4・2%増に対し、個人病院は12・3%減で、患者の大病院志向が続いていることが浮き彫りとなった。