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【ゆうゆうLife】医療 地域で違う保険料 高齢者医療制度の不思議(上) (1/3ページ)

2008.7.7 08:09
このニュースのトピックス病気・医療
後期高齢者医療制度の住民説明会では、保険料への質問が相次いだ=東京都中野区後期高齢者医療制度の住民説明会では、保険料への質問が相次いだ=東京都中野区

 ■同じ所得でも大きな差 老人医療費が地域差生む

 4月から始まった後期高齢者医療制度の保険料では、保険料に地域差があるのを、ご存じですか。平均保険料の差は2倍にも上りますが、注目したいのはむしろ、同じ所得でも、地域によって保険料に差が出る点。平均的な所得層で保険料を比べたところ、地域によって年間5000円近い差が出ることが分かりました。その理由を探りました。(横内孝)

 「保険料が多少違うというのは知っていたが、こんなに違うの…。東京は安い方なんだ。しかし、福岡や高知はずいぶん高いね」

 東京都中野区の住民説明会に参加した1人暮らしの男性(83)は手渡された資料を見て、そんな感想をもらした。

 資料は、全国の保険料が一覧できるもの。加入者が原則、等しく負担する「均等割額」だけを見ても、地域によって年間1万5000円以上もの開きがある。「(所得によって負担する)所得割部分が違うのはなんとなく分かる気がするが、だれもが負担する均等割額で、こんなに差があるのはおかしいんじゃないか」

 新制度の対象者約1300万人のうち、最も多くの人が属する所得層は、「公的年金収入が153万円以下」とされ、全体の3〜4割を占める。その層をモデルに、年間保険料を比べると、最高の福岡県は1万5280円。最低の新潟県の1万500円より約5000円高く、1・45倍に上った。

 保険料は各都道府県の広域連合が、国の算出方法に基づき、今後の高齢者人口と医療費の伸びなどから決める。加入者が原則、“割り勘”で払う均等割額と、所得に応じて払う所得割の合計。最も多くの人が属するとされる「年金収入が153万円以下」の層では、所得割はゼロで、世帯収入を基準にした軽減幅が現在の7割から今年度は8・5割に拡大される。

 「5000円でも、年金生活には響く。この差はばかにならない。これだけあれば、1週間分の食費が浮くよ」

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後期高齢者医療制度の住民説明会では、保険料への質問が相次いだ=東京都中野区

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