MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【ゆうゆうLife】年金 年金質問箱 繰り下げで増やす(上) (1/3ページ)

2008.6.23 08:01
このニュースのトピックス介護

 ■Q.繰り下げで私の年金はどうなりますか?

 ■A.1年受給を遅らせると、1カ月分増えます 

 年金の支給開始は一般的に65歳ですが、受け取る時期を遅らせれば、支給額を増やすことができます。これを年金の「繰り下げ」と呼びます。今回の年金質問箱では、具体的なケースを取り上げながら、繰り下げについて解説します。(佐久間修志)

 「老齢基礎年金を繰り下げよう」と考えていた群馬県の杉井伸さん(60)=仮名=は最近、考えがぐらつき始めた。知人の男性が64歳で急死したからだ。

 知人は数カ月前、地元の選挙に出馬し、選挙戦を戦った。「あれほど精力的に動いていた人が死ぬなんて、人間は分からない」。年金ももらえるうちにもらった方が…。杉井さんにそんな気持ちが芽生えてきた。

 これまで、老齢基礎年金を繰り下げようとしていたのには理由がある。母親が神経系の病気になり、他界するまで約8年間も入院したためだ。かかった費用は月約8万円。杉井さんもかなりの部分を負担した。

 「子供には同じ苦労をさせたくないが、自分が倒れたら、介護はいつまで続くか分からない。年金を繰り下げれば受給額は増えるから、負担を少しでも減らせるのでは」

 杉井さんは瓦ぶき職人。同業者の組合を通して入ってくる仕事は、長期間とぎれることはなく、収入面で不安はない。健康にも自信があり、「仕事さえあれば、生活は大丈夫」と思っている。繰り下げれば、支給時期は遅れるが、当面の生活に支障はない。

 そんな折、舞い込んだ知人の訃報(ふほう)。加えて、友人らは「年金は生きているときにもらわないと」と口をそろえる。「繰り下げか、65歳受給か…」。杉井さんは結論を出せずにいる。

                   ◇

 老齢基礎年金と老齢厚生年金(特別支給を除く)は通常65歳から受給できる。だが、本人の希望があれば、70歳まで受給開始を遅らせることができる。これが繰り下げだ。老齢基礎年金だけでなく、老齢厚生年金も繰り下げは可能だ。

このニュースの写真

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。